太陽光発電を効率よく行うには、日射量、日照時間、屋根の勾配、住宅の方角、環境条件などさまざまなことが関係しますが、何も気にすることなく24時間、365日、発電できる環境が整った場所があります。
それは、宇宙です。
夢みたいな話だと思われる方がいるかもしれませんが、1970年頃から徐々に研究がはじまっていました。
今回は、宇宙太陽光発電について詳しくご説明します。

宇宙太陽光発電とは

日本では1980年ごろから宇宙太陽光発電についての研究や開発が本格的に進められるようになりました。宇宙空間で太陽光を集め、エネルギーを作り出し、それを地球上に送り、電力などにして利用します。このシステムを、宇宙太陽光発電システムといいます。

国も力をいれており、2015年1月9日制定された「宇宙基本計画」の中で宇宙太陽光発電は「エネルギー、気候変動、環境等の人類が直面する地球規模課題の解決の可能性を秘めた「宇宙太陽光発電」を始め、宇宙の潜在力を活用して地上の生活を豊かにし、活力ある未来の創造につながる取組や、太陽活動等の観測並びにそれに起因する宇宙環境変動が我が国の人工衛星等に及ぼす影響及びその対処方策等に関する研究を推進する。」とされており、2030年には宇宙太陽光発電の実用化することを目標にしています。

宇宙基本計画
http://www8.cao.go.jp/space/plan/plan2/plan2.pdf

宇宙太陽光発電システムの内容

日本の宇宙太陽光発電の研究や技術は、世界的に見てもトップクラスです。
宇宙太陽光発電のシステムは、宇宙の静止軌道上にロケットに太陽光発電に必要な資材を積んで打ち上げ、宇宙に大きな太陽光発電所をつくります。

宇宙空間では、天候や環境条件などの影響を受けず、地上にくらべ太陽光の強度が高く、光の拡散がないのでより効率よく発電することができます。
宇宙太陽光発電システムがつくりだしたエネルギーは、マイクロ波やレーザー光に変換し、地上に無線で伝送します。伝送されたエネルギーは、電力に換えられ、一般家庭等でも利用されるようになります。

宇宙太陽光発電の現在

3月16日、Yahoo!Japanニュースで宇宙太陽光発電の無線伝送についての記事が上がりました。

宇宙太陽光発電の無線送電の技術・開発を担っているJAXA、宇宙システム開発利用推進機構(J-spacesystems)、三菱重工業がマイクロ波による無線送電技術の実証試験を行い、3月8日、JAXA とJ-spacesystems が共同開発したマイクロ波による無線伝送の実証実験で55メートル離れた送電部と受電部の間で最大1.8kWの伝送に成功しました。

また、三菱重工業とJ-spacesystemsの共同プロジェクトにおいても実証実験が成功したと発表されました。送電距離は500メートル、無線での送電は、10kWにまでのびました。

YahooJapanニュース 宇宙太陽光発電へ向けて一歩前進
10kWの電力を500メートル無線伝送に成功

2030年の実用化に向け、確実に着実に技術開発が進んでいます。

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